内視鏡検査実績のご報告

内視鏡検査実績のご報告

期間 : 2024年10月~20259月までの1年間

上部消化管内視鏡検査 胃カメラ   1655

 

胃生検件数 86件  (EMR:内視鏡的粘膜切除術・ESD:内視鏡的粘膜剥離術を含む)

≪病理診断結果≫
  • 胃 ★

早期胃がん、癌が疑われる病変・将来がんへ成長するであろう病変(腺腫)  17 件

当院での処置が行われました

※早期胃がん、進行がんに対しては、他の医療機関へ紹介させて頂きました。

 

食道生検数 14 件

≪病理診断結果≫
  • 食道 ★

食道がん 5件

※食道がんは、他の医療機関へ紹介させて頂きました。

 

  • その他 ★

食道アカラシア 2件

 

≪紹介医療機関の実績≫

※昭和医科大学江東医療センター紹介

( POEM治療 )

 

下部消化管内視鏡検査 大腸カメラ   271

 

大腸生検数 181件  (EMRCSP:ポリープ切除術を含む)

 

≪病理診断結果≫
  • 大腸 ★

大腸がん 13件

癌が疑われる病変 4件

良性ではあるが、要注意病変 103件

※大腸カメラを受けられた方が271に対して何らかの病変があった方が 120て聞

くと、とても多く感じませんか??

 

≪ 癌の多い順番 ≫
  • 男性肺がん、大腸がん胃がん、すい臓がん、肝臓がん
  • 女性大腸がん、肺がん、膵臓がん、乳がん、胃がん

 

特に大腸がんの増加が顕著です。男性で2位 女性では1位の罹患率となります。

健康管理や早期発見の重要性がますます高まっているのが現状です。

 

≪がんについて≫

胃、大腸では粘膜下層までのがんを「早期がん」、筋層まで到達したものを「進行がん」と定義しています(食道では粘膜内までのがんが「早期がん」です)。

早期がん:がんが粘膜下層にとどまる状態

がん細胞はまだ周囲の組織に深く浸潤しておらず、その広がりは限定的です。この段階で発見されると、大きさも比較的小さなものが多く、がんを完全に取り除くことが可能です。

多くの場合が根治を目指した治療となり、良好な予後が期待できます。

 

 

進行がん:筋層まで到達したもの

がんは臓器の内側の表面から発生し、時間が経つと徐々に奥深くへと入り込んでいきます。大腸がんを例にすると、がんはまず大腸の内側、粘膜層から発生します。

そして徐々に大腸の壁の外側へ向けて入り込んでゆきます。そして最終的に、大腸を突き抜けて周辺のリンパや大腸以外の臓器へと散らばってゆきます。

 

当院検査で、診断および内視鏡的切除術を早期に行う事で、癌の予防や癌の再発を防止する事ができたと実感する事が多く感じられました。

しかし、なかには検査時にはすでに進行した癌で、思うような治療へ結びつける事が出来なかったケースもございます。

私たちにできることは、病気をできる限り早期に発見し、そして早期治療を行う事!!

そのあとは、定期的に検査を受けていただく事がとても重要だと考えています。

 

地域の皆様が安心して生活できる事に少しでも貢献できればと感じております。

今後も苦痛の少ない、安心、安全、快適な検査に努めてまいります。

少しでも、「おかしい」と思われる症状などありましたら、お気軽にご相談下さい。

健診で要精密検査判定となった場合は、必ずご受診下さい。

また当院での対応が出来ないケースの場合、他の医療機関への紹介など適切に対応いたしますのでご安心下さい。

 

≪紹介医療機関の実績≫

・国立がん研究センター中央病院

・がん研有明病院 など