鎮静剤のメリット・デメリット
患者様や受診者様より、胃カメラの時に
『 寝かせて欲しいと!! 』
と言う声がよく聞かれます。
そこで、今回は鎮静剤(胃カメラや大腸カメラの時にウトウトと寝ているような状態にするお薬)のメリット・デメリットについて説明します。
鎮静剤を使用するメリット
鎮静剤は、患者さんの不安を和らげ、少しでも楽に検査を受けていただくのにとても有効なお薬です。
鎮静剤は検査中の不快感を軽減し、患者さんがリラックスして検査を受ける補助となります。患者様、受診者様の体質や体調により、すぐに効く方やなかなか薬が効かない方といらっしゃいます。検査途中でも検査は、ぼーっとしている間に終わってしまうため、痛みを感じないだけでなく、目が覚めた時にはすでに検査が終わっており、検査をしたこと自体覚えていないこともあります。
実際の患者様・受診者様からの声
『えーもう終わったの??』
『ぜんぜん楽、これなら来年もうけられる』
『痛くなかった!!』
鎮静剤を使用するデメリット
副作用のリスクがあります。鎮静剤が効きすぎてしまった場合、深く寝ている状態になったり、呼吸が浅くなったり、血圧が下がる事などがあります。
※検査中は、血圧計や酸素飽和度を測る機械を装着し、点滴をしながらの検査となります。
※薬の量も、患者様・受診者様の体重や体調に合わせた量を使用します
また、鎮静剤の使用により、暴れることもあります。患者様・受診者様にその時の記憶がないのが特徴です。
鎮静剤を使用すると、当日は車やバイク、自転車など乗り物の運転が出来ない事もデメリットとしてあげられます。
検査後1時間程度は休む必要があるため、時間がかかります。