◎バリウム?と胃カメラ?の違いってなに?
バリウム
バリウム検査は、造影剤(バリウム)を飲んで消化管(胃・十二指腸)に入れます。
レントゲン台の上で体を回転させて胃・十二指腸粘膜表面に薄くバリウムを付着させ写真を撮っていきます。
写真は白黒の濃淡による画像で写し出されその写真から、粘膜側の凸凹と胃の形に異常がないか知る事が可能となります。
バリウム検査は、消化管全体のバランス(形態・大きさ・位置)を把握するのに有利であり、内視鏡検査の短所を補う検査となっています。
胃カメラ
内視鏡検査(胃カメラ)は、鼻又は口からスコープを挿入し、胃の中を直接観察する事が出来ます。
胃カメラは、粘膜の色や模様を直接見る上にAIでも病変がないか確認しています。
小さな病変には、見落としがないように拡大鏡を使い見ています。
観察中に見つけた病変は、スコープの手元から胃カメラ先端に組織をつまむ道具を入れ組織採取します
胃カメラは胃がんの早期発見、早期治療に有用です。
日本での胃がん発症率・死亡率は極めて高い事がしられていますので、1年1回の定期健診をおすすめします。
現在、各自治体の胃がん検診は、胃カメラ検査の導入が進んでいるようです。
当院胃カメラの予約はホームページからも可能です。